Quantcast
Channel: a piece of cake !
Browsing all 20 articles
Browse latest View live

Image may be NSFW.
Clik here to view.

いのうえ歌舞伎「吉原御免状」●SHINKANSEN☆PRODUCE (青山劇場,05.09.08)

思えば遠くへ来たものだ。いやなに、劇団新感線のことである。手もとの記録をひっくり返すと、わたしが初めて彼らの芝居を観たのは、1988年10月新宿シアター・トップスである。チケットの控えには、〝東京公演第2弾〟とあり、演目は「宇宙防衛軍ヒデマロ3」と書かれている。古田新太はすでに主役として堂々たる芝居をしていたけど、羽野アキなんて、まだ開演前には客席でコロッケ売ってたもんなぁ。まだまだ商業演劇よりは、...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

レイクサイド マーダーケース (2005)

原作は、東野圭吾の「レイクサイド」。それを映画化にあたって、「レイクサイド...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

ニセS高原から●前田司郎(五反田団)組 (こまばアゴラ劇場,05.09.14)

井の頭線の駒場東大前にあるこまばアゴラ劇場は、8月からここのところずっと〝S高原から〟一色である。4人の演出家たちによる異なったバージョンをシャッフルした〝にせS高原から〟の連続公演に続き、平田オリザ自らが演出する青年団の「S高原から」がそれを締めくくるというスケジュールが組まれているらしい。そこまでやるなら、わたしもこのあたりで名作の誉れ高き「S高原から」を観ておこうかと思い立ち、足を運ぶことに。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

大高清美Band : Metro Music Oasis vol.4 (地下鉄銀座駅〝銀座のオアシス〟, 05.09.29)

かつてJR大阪駅の前で、地元のあんちゃんたちとおぼしきバンドが、電源車を傍らに停めて、ストリートライブをぶちかましていたのに出くわしたことがある。もう夜もいい時間で、歩いているわたしもちょいとほろ酔い気分だったのだが、彼らが演奏しているノリのいい〝クロスロード〟を聴いて、ほぅ、ロックのストリートライブもいいものだな、と思った記憶がある。しかし、同じストリートライブでも、これはまた雰囲気がまったく違う...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

FUTURE OR NO FUTURE●拙者ムニエル (新宿THEATER/TOPS, 05.09.29)

ちょっと乱暴な物言いになるやもしれぬが、未熟さが醸し出すテイストというのがあるように思う。例えば、どこか青臭く、ぎこちない中にも、芝居本来の原初的なエネルギーが伝わってくるような芝居、とでもいったらいいだろうか。そういう芝居が好きで、かつての山の手事情社やZazou...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

Hatfield the North (CLUB CITTA川崎, 05.10.01)

長い間、ハットフィールド&ザ・ノースは、機会があればライブを聴きたいバンドのひとつだった。といっても、彼らの代表的なアルバム「ハットフィールド&ザ・ノース」、「ザ・ロッターズ・クラブ」がリリースされたのは、今から30年ほども前のことなので、当時はカンタベリー・サウンドへの興味が希薄だったこともあって、リアルタイムの彼らについての記憶は殆どない。ただ、印象的なジャケット・デザインは目に焼き付いていて、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

本好きの少年少女よ、「神様ゲーム」を読みたまえ

ミステリがルールの上に成り立っている文学であるということは、いうまでもない。しかし、一方では何かが成長していく過程において、殻を破ることは避けられない必然だということも事実なのであって。そういう意味で、ミステリ小説が進化を遂げようとしたとき、そこにはちょっとしたジレンマが出現する。なぜなら、殻を破ること、すなわちルールを破ることは、ミステリであることのアイデンティティそのものを破壊してしまう可能性が...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

フェイス イン フェイス●プレイメイトNo.6 (新宿THEATER/TOPS, 05.10.20)

これまでの長い人生で舞台に立った経験はたった一度、小学六年生の学芸会だけ、というこの身にとって、芝居や演技の神髄が何かってことには、まったく語るべき言葉をもたない。そんな素人にとって、唯一、役者はすごいなぁ、と思い続けてきたことがある。それは、涙である。役者は、ここぞという場面で、実に見事に涙を流してみせる。たとえそれが嘘の涙だとしても、そういう場面を見るたびに、わたしはちょっとした感動をおぼえる。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

Lu7 / Fantasmagoria / 荘園 :POSEIDON Festival 2005 (四谷Outbreak, 05.10.27)

プログレ系のフェスティバルで思い出深いのは、吉祥寺のシルバーエレファントで毎年ゴールデン・ウィークに開催されていたイベントだ。中嶋一晃率いるページェントを最初に観たのはそこだったし、その時のキーボード兼ボーカルの永井博子嬢の強烈なメイク姿は、今でも強烈におぼえている。そのフェスは、当時のブームの牽引車だったヌメロ・ウエノ氏のメイドインジャパン・レーベルの色合いが強く出たイベントだったが、今年で2年目...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

minoke? / Holding Pattern(Tony Spada) :POSEIDON Festival 2005 (四谷Outbreak,...

新人バンドがこぞって出演するプレデイを含めて6日間のフェスティバルのうち、この日は4日目。わたしは、前日に続いて2回目のアウトブレイクである。この日のお目当ては、アメリカから参加のHolding...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

越前牛乳●カムカムミニキーナ旗揚げ15周年記念公演 (新宿シアターアプル ,05.11.02)

かつては、同じ公演に何度も足を運び、買ったビデオが擦り減るほどどっぷりと夢中になって観たというのに、野田秀樹の芝居との相性が悪くなって久しい。夢の遊眠社を解散し(最終公演は1992年)、イギリス留学から帰ってNODA・MAPを結成した頃(第1回公演は1994年)を境に、いつの間にかその舞台に付いていけなくなってしまった。こちらの老化現象なのか、それとも野田の芝居に変化があったのか。まぁ、その両方なの...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

メメント (2000)

記憶のメカニズムは、不思議であると同時に不可解でもある。クリストファー・ノーラン監督の「メメント」の主人公レナード(ガイ・ピアーズ)は、短期記憶に深刻な障害をもっている。妻を目の前で殺された時に負った精神的、肉体的な衝撃で、数分前の記憶を持続することができなくなってしまったのだ。その彼が、失われた記憶を辿り、妻殺しの犯人に復讐をしようというストーリーなのだから、これは主人公ばかりか観る側にも、一筋縄...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

浪漫座別館/スターレス:J・Prog Summit 2005(恵比寿ギルティー, 05.11.05)

当初は、最近頭角をめきめきとあらわしてきてるFantasmagoriaも参加する予定だったというこの日のイベントだが、関西プログレ・シーンを代表する2バンドを同時に観られるだけでも、その充実度はかなりのもの。昨年の復活以来の快進撃が続く新生スターレスとページェントの血を継ぐ浪漫座別館のジョイント・ライブである。恵比寿のギルティーというライブハウスは初めてだが、ゆったりしたスペースと雰囲気で、まずまず...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

ウソツキー●猫のホテル (下北沢ザ・スズナリ 05.11.8)

1970年、その年日本のロックはひとつの進化を遂げた、なんてちょっと大袈裟かも。でも、細野晴臣(b&vo)、大滝詠一(vo&g)、鈴木茂(g&vo)、松本隆(ds)の4人からなる〝はっぴいえんど〟が、URCレコードからデビュー・アルバムをリリースしたのは、ある意味、日本のロック史におけるひとつのマイルストーンであったことは間違いない。その頃、わたしはどうしていたかというと、東...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

学習しない女●オッホ(新宿THEATER/TOPS, 05.11.23)

かなりお気楽な人生を送っているわたしだが、今から溯ること四半世紀前は、今の百倍はお気楽な日々を送っていた。当時は、土曜も半日会社があって、昼からは新宿あたりのレコードショップや書店を冷やかしたりして、のんびりとした午後を過ごしたものだった。その頃、通りがかったシアタートップスのマチネにふらりと入るのがちょっとした楽しみだった。わたしの移動ルート上に位置していたシアタートップスは、そんなときまさにうっ...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

12人の優しい日本人●パルコプロデュース公演 (渋谷パルコ劇場,05.11.30)

ミステリにおける法廷劇のパターンは、おおよそこんな感じだと思う。刑事告発を受けた被告人が登場し、冒頭、彼または彼女は決定的ともいうべき厳しい状況に立たされている。その後、裁判の中では、目撃者の証言がなされたり、新たな証拠が見つかったりするものの、被告人の容疑は深まるばかり。そして判決を目前に控え、絶体絶命と思われたその時、晴天の霹靂ともいうべき新事実が明らかになり、被告人はめでたく自由の身となる、ち...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

マシニスト (2004)

「マシニスト」には、やけに印象的なシーンがある。やせ細った主人公が、冷蔵庫の前だったかキッチンでダンスを踊るくだりだ。ほんの一瞬なのだが、激しく痩せた体の不気味さと奇妙な動きが印象的で、なんとも忘れがたい。主演のクリスチャン・ベールの30kg近くを減量したという、まさに身を削る役作りは、その場面だけを取り上げても大きな効果をあげているといっていいだろう。さて物語だが、主人公トレバー(クリスチャン・ベ...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

君はヲロチ●双数姉妹 (新宿THEATER/TOPS, 05.12.1)

花組芝居からの客演、さらに初の時代劇ということで、果たしてどんな芝居になるのか興味半分、不安半分だった双数姉妹の新作だが、なるほど、現代劇とシンクロするドラマときたか。時代劇というと、わたしの中ではいささかコンサバなイメージがあるのだけれど、ふたつの物語をパラレルに語るこの手法だったら、この劇団の芝居として十分に成立するなぁ。さとみ(帯金ゆかり)は、友人の真澄(大倉ヤマ)から紹介された援助交際相手の...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

パズラー (2004)

「ソウ」のイメージそのままのDVDパッケージ。さらには、この邦題。(原題は、〝FATEFUL...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ファイブ・ミニッツ●劇団桃唄309 (中野ザ・ポケット,05.12.02)

この劇団の得意技として、ISIS(自立不可能舞台装置システム)というのがあると聞いていた。これは、劇中の舞台装置を出演者たちが人力で支えるというもので、役者たちは本来の出番以外も書き割りなどを抱えて、舞台に登場しなければならない。そのせいか、彼らは舞台の周囲に待機していて、舞台とその周辺はなんともせわしない状況になってしまうのだが、物語が進行するにしたがって、何か役者や動く舞台装置などを含めて独特の...

View Article
Browsing all 20 articles
Browse latest View live